こんにちは 一鍼治療院の院長です。

今日は血虚証についてご説明します。
血虚証とは平たく言うと貧血に非常に似た症状になります。昔から貧血があったことを物語っているのです。

血虚証

症候概念
血虚証は先天の精(両親から受け継がれる生命力が生まれつき不足している。)働き過ぎ。思慮過度(考えすぎる)、或いは出血、或いは内臓器に損害を受け或いは瘀血(うっ血状態)が除けない、或いは寄生虫などによって引き起こされる血液不足で化源不足に至る(生命維持の材料不足を生じること)。局部の臓腑経絡の局部或いは全身血液栄養を停し欠乏し、血色不良や口唇蒼白で目がちらちらし頭がくらくらする主証の症候です。

臨床表現
主証
顔色は白く血色なく、或いは萎びた黄色になる。まぶたや唇が蒼白。爪が淡白。目がちらつき頭がふらつく。心悸・健忘・不眠・多夢・手足の痺れが現れる。

随伴症状
動悸・髪が抜け易くつやが無い。手足の爪が薄く割れやすい。月経遅れ気味にして量が少なく色が淡い。血が枯れ希発月経となる(月経周期の遅れ)。受胎せず流産をし易い。

舌脈
舌黄淡 舌苔薄

貧血の状態がはっきりと見られますね!
胎児にも影響してしまうのですね!
貧血を侮ってはいけないということでしょう!

それにしても今日は本当に寒いですね!明日から6月だというのにどうしたことでしょう?
ブログを更新していたら、背中が寒いのでもう一枚はおりました。背中さえ守れば風邪(ふうじゃ)の侵入は何とかなるのです。風邪(かぜ)には気をつけましょう!

                                        -以上-